パパラギ・マーケティング・クラブ
PMC Papalagi Marketing Club の名前の由来、めざすもの
パパラギとは?
ここに1冊の本があります。『パパラギ(DER PAPALAGI)ーはじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集』著者は、ドイツ人のエーリッヒ・ショイルマンという方です。
訳者のまえがきによればこの方は、第1次世界大戦前に自分の3人の子供の死を契機に、サモア諸島に渡ったそうです。著者はサモア諸島のひとつであるウポル島ティアベアで酋長ツイアビに会い、1年間そこで暮らしています。
酋長ツイアビとすっかり打ち解けた頃、ツイアビがかつてヨーロッパの国々を回り、そこで見聞きしたヨーロッパの文化と生活について語ってくれた内容が、「深く大自然と結ばれているひとりの原住民の目」で「冷静な先入観に邪魔されない観察力」によっていることに感動し、あくまでも島々の仲間に現地語で語られたこの話をヨーロッパで本として発表した、ということです。最初に発表されたのは1920年、今からいえば1世紀も前のことです。
ツイアビの演説は、島々の仲間たちにパパラギ(「空を破って現われた人」ー最初に島を訪れた白人の宣教師=文明社会)がもたらすものが、『われわれに光をもってくるものではなく、われわれを暗闇のなかに引き込もうとするもの』であることを淡々と日常生活に引き寄せて、分かり易く語っています。例えばそれは以下のような内容です。
『パパラギの本当の神様は、丸い金属と重い紙、彼らがお金とよんでいるものなのだ。そしてたくさんの者が彼らを本当は貧しくしており、時間の虜になっている。…』『パパラギは、いつもからだをきちんと包むように心掛けている。それは、「肉は罪」という考えに因っている。しかし、たくさんの島々のかしこい兄弟たちよ、われわれは喜ぼう、私たちの肉が太陽とともに語り合い、なにものにもしばられず、わずらわされない私たちの足が野の馬のように駆けられることを。…』
われわれはすでに「深く大自然と結ばれている」ところから遠く離れて暮らしています。いま享受している文明社会を否定しては生きることは困難なのが事実です。 しかし、「いま享受している文明社会」を根本的に考え直してみることはできるはずだ、そんな考えに立って、反語的ですが“パパラギが自らの生活や価値観を考え直す”意味を込めて『パパラギ・マーケティング』と名付けて、ささやかですがいくつかの試みを行っています。
PMCのめざすもの
Ⅰ.新たな自己同一性やライフスタイルの確立
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新たな自己同一性や自立性の獲得
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新たなライフスタイルの確立(セルフ・リ・デザイン)
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EQスキル(心の知能指数)やPQスキル(ポジティブシンキング)の確立
Ⅱ.地球環境問題への本質的な対応
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新しいエネルギー源への転換促進→風水力発電・太陽熱発電等の開発・流通分野
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地域循環型リサイクルシステムの分野
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バイオミミックリー(Bio-mimicry)等による商品開発分野
Ⅲ.自然な生命力の復権
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自然治癒力を引き出す農業分野
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自然治癒力を引き出す食品流通分野
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自然治癒力を引き出す医学分野
⇒上記の「Ⅰ.新たな自己同一性やライフスタイルの確立」の試みのひとつである、
<ゲストハウス>(オーストラリア Fox Bridge)の概要は、
下記のリンク先のページをご参照ください。